日々のぼんやり

何か書いてみる。書いてから考える。

交差する時間の中で

ふと思った。

こうしてブログを更新してしまうのは、誰かと話をしたいからじゃないのだろうか。

読書記録が進まないのは、がらにもなく理系の本を読んでいるからだけれども、だからと言ってブログを書く理由にはつながらない。

言葉にしたいのは、何か別のものがあるわけでも無いような気がする。

声高に何か主張して誰かに認められたいわけでもないだろうし、誰かの考えを変えたいわけでもないだろう。

じゃあ、大人しくしてればいいじゃん、という事でもないのがちょっと厄介なところで、ここにはいない誰かに話しかけているような気がする。

それが具体的な誰かではない。

身の回りにいる誰かでもないけれど、もしかすると、過去に存在した誰かなのかもしれない。

私たちは非常に移ろいやすい存在だから、過去に存在した誰かは、すでに別の誰かに変わってしまっている。

けれども、ここにいる私は変わっていないつもりで、あの時の誰かに話しかけていいるのではないだろうか。

いまここの私の時間と、いまそこにいる誰かの時間は、別に流れている。

ただ、言葉を交わすことで、互いの時間は交差する。

では、一人で言葉を紡いでいくことは、誰の時間と交差しているという事になるのだろうか。

もしかすると、未知の誰かなのかもしれないけれど、それは神秘主義に偏ってしまっているような気がするので、既知の誰か、すなわち記憶の中に存在する、あの時の誰かの時間と交差しているつもりなのだろう。

実際は時間など流れていないし、あの時の誰かなど、いまここには存在しない。

本来ならば想像の中のコトと、現実の中のコトは、峻別されるべきなのかもしれないが、敢えて取り違えることで言葉を紡ぎ出すことができているのかもしれない。

 

※今回もAIにタイトルを考えてもらった