日々のぼんやり

何か書いてみる。書いてから考える。

酔う

人は酔うものが好きで、クスリにしろ酒にしろ、酔って現実を忘れたがる

それがやがて中毒となって、止められなくなる

その中でも中毒性が高いのが観念で、これを手放すことができない

いちど観念に囚われてしまうと、何もかも合点がいって、物事が上手く回りだす

自分を困らせることは消え去り、大きな力を手に入れたように思う

だが世界は何も変わっておらず、ただ仕切りの中が世界の全てのように見えている

仕切りを決めているのも自分だし、うまく言ってるように見えているのも自分

つまりどう見えてるかは、どう見たいかという問題に帰着する

どう見たいのか、何を見たいのか、それに従わせるのが目的なのか

やっぱり分からない

一つの枠組みを作ってその中でくるくると踊ることが評価というのだろうか

そのパフォーマンスが許されるのは約束事の上に成り立つ共同体の中だけだ

ではムラを出て君は何処へ往くのかね

そんなのは大きなお世話で、気持ち悪さに耐え難いのだからもっと風通しの良いところへと向かうだろうしそれは君たちには関係の無いことだ